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※Ver5のサンプルは用意しておりません。
1. はじめに
本機能では、サーバーサイドのJavaScriptエンジン処理において、各機能で同一関数を個別に定義せずに利用できるよう、「共通JavaScript」を登録して利用する方法について説明します。
また、共通JavaScriptを用途別に分類して管理し、処理ごとに必要なライブラリのみを読み込む構成例を紹介します。
これにより、不要なライブラリ読込や初期解析負荷の抑制を考慮した構成を実現できます。
2. サンプル機能の内容と確認ポイント
本サンプルでは、以下の内容を確認します。
< 基本設定 >
① 共通JavaScriptを登録する方法
② 共通JavaScriptをライブラリとして参照する方法
< 管理・運用例 >
③ 用途別に共通JavaScriptを分割して管理する方法
④ 処理に必要なライブラリのみを読み込む設定方法
また、本サンプルでは、共通JavaScriptの分割例として、SQL組み立て処理や入力変換処理などを用途別に分離しています。
これにより、以下の点を考慮した構成例を確認できます。
- 不要なライブラリ読込を抑制できること
- 機能単位で責務を整理しやすくなること
- 将来的なAPI変更時に影響範囲を局所化しやすくなること
3. 設定および操作内容
① 共通JavaScriptを登録する
各機能で共通利用するJavaScriptを登録するため、「共通JavaScriptメンテナンス」画面を利用します。
【注意点】
登録内容を反映するには、再度ログインが必要です。
共通JavaScriptは複数機能から共通利用されるため、ログイン中に一部のみ新しい内容へ切り替わった場合、画面や処理ごとに異なるJavaScriptが混在する可能性があります。
変更内容は、ログイン単位で利用する共通JavaScriptを統一するため、再ログイン後に反映されます。
-
共通JavaScriptメンテナンス画面を開く
メニュー画面から、「機能構築 > 共通JavaScriptメンテナンス」を選択します。 -
共通JavaScriptを登録する
必須項目である「共通JSタイトル」を入力し、JavaScriptソースへ、共通利用する関数や処理を記述します。
必要に応じて、管理用の「共通JS名称」を設定します。 -
登録内容を保存する
「確定」ボタンを選択すると、共通JavaScriptを登録できます。
【共通JavaScriptメンテナンス画面】
② 共通JavaScriptをライブラリとして参照する
登録した共通JavaScriptは、各機能のJavaScriptエンジンからライブラリとして参照できます。
共通JavaScriptを利用したい機能の「機能設定画面」を開きます。
その後、JavaScriptエンジンのコード入力ダイアログを開くと、画面下部の「ライブラリ」一覧へ、登録済みの共通JavaScriptが表示されます。
本サンプルでは、赤枠部分に表示されている「共通JSタイトル」を選択して、必要な共通JavaScriptをライブラリとして読み込みます。
③ 用途別に共通JavaScriptを分割して管理する
共通JavaScriptは、用途ごとに責務を分割して管理することを推奨します。
システム開発では、共通処理を切り出す際に「どの画面で使うか」だけでなく、
「何のための処理か」
「どの範囲で共通利用できるか」
を意識して分類します。
例として、以下のような観点で分類します。
-
複数機能で共通利用できる汎用処理
日付変換、数値変換、空値判定など -
複数機能で共通利用できる業務共通処理
コード値変換、区分判定、共通メッセージ生成など -
サブシステム単位・業務区分単位の共通処理
販売管理、在庫管理など、特定サブシステム内で共通利用する処理 -
特定用途で共通利用する補助処理
SQL句組み立て、DBアクセス処理など -
特定画面や個別業務に依存する処理
各機能側のJavaScriptエンジンに実装する処理
特定画面や個別業務に依存する処理まで共通JavaScriptへ寄せすぎると、かえって影響範囲が分かりにくくなる場合があります。
そのため、共通JavaScriptへ切り出す処理は、複数機能で共通利用できるものを中心に整理します。
※本サンプルでは、用途別に共通JavaScriptを分割する構成例として、 SQL句組み立て処理およびDBアクセス処理を例にしています。
なお、本ページでは共通JavaScriptの利用構成を主題としているため、SQL句組み立て用共通関数の詳細説明は省略しています。
各関数の詳細な仕様や実装例については、本ページ内の「関連マニュアル一覧」を別途参照してください。
④ 処理に必要なライブラリのみを読み込む設定
共通JavaScriptは、必要なライブラリのみを選択して読み込むことを推奨します。
利用しないライブラリまでまとめて読み込む構成とした場合、依存関係が不明瞭になり、どの処理がどの共通JavaScriptへ依存しているか把握しづらくなります。
さらに、不要なコードまで読み込むことで、ライブラリ読込や初期化時の処理コスト増加につながる可能性があります。
4. サンプル機能について
本サンプルでは、非同期通信処理のボタンから、検索条件部の入力項目を利用して、SELECT / INSERT / UPDATE / DELETE を実行します。
各ボタンは、「機能設定画面 > 非同期通信」タブから設定します。
各ボタンの JavaScript エンジンでは、処理内容に応じて必要な共通JavaScriptのみをライブラリとして参照しています。
【共通ファンクションサンプル画面】
🔍確認いただけるポイント
- SELECT実行で、検索条件に応じた検索結果が表示されること。
- INSERT実行で、検索条件部の入力項目でデータが登録されること。
- UPDATE実行で、検索条件部の入力項目でデータが更新されること。
- DELETE実行で、検索条件の受注番号に応じたデータが削除されること。
関連マニュアル一覧
※「共通JSタイトル」について
下表では、説明を簡略化するため、「SCREEN_SAMPLE_0816_」プレフィックス部分を省略しています。
| 共通JSタイトル | 共通関数の処理内容 | マニュアル |
| DATE_UTIL | 日付変換 | 11.2. JavaScript日付変換ユーティリティ |
| INPUT_UTIL | 入力値変換 | 11.3 入力値操作ユーティリティ |
| SQL_WHERE | WHERE句組み立て | 11.4 SQLビルダ:WHERE条件の組み立て |
| SQL_SET | UPDATE SET句組み立て | 11.5 SQLビルダ:SET句の組み立て |
| SQL_VALUES | INSERT VALUES句組み立て | 11.6 SQLビルダ:VALUES句の組み立て |
使用したAPI一覧
- TALON.getConditionData()
- TALON.setSearchedDisplayList()
- TALON.getDbConfig()
- TALON.addMsg()
- TALON.addErrorMsg()
- TalonDbUtil.select()
- TalonDbUtil.insert()
- TalonDbUtil.update()
- TalonDbUtil.delete()