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データ集計（ JavaScriptエンジン ）

  • 更新

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Ver.6　[ 機能を見る  ] [ 機能設定を見る ]

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生成AIによるJavaScriptエンジンの実装サンプルです。

明細ブロックのデータを集計し、その結果を別のブロックに自動で反映する仕組みを実現しています。

本来、この処理はSQLのみで完結させることも可能です。しかし、JavaScriptエンジンを活用することで、DBへのアクセス回数を抑えつつ、画面描画の高速化を実現できます。

このサンプルでは、以下の2つのブロックを使用しています。

  • 明細ブロック：受注データの一覧を取得
  • 集計ブロック：明細ブロックのデータをもとに、取引先コードごとに受注数と取引件数を集計

具体的には、明細ブロックから取得した受注データをもとに、取引先コード単位で「総受注数」と「取引件数」を集計し、その結果を集計ブロックに即座に反映します。

この一連の処理は、AIがJavaScriptエンジン用のコードとして自動生成しています。

 

完成画面のイメージ

スクリーンショット 2025-03-12 105340.png

 

生成AIによるコード生成の流れ

 

このサンプルでは、AIに以下の内容を指示することで、要件に沿ったJavaScriptエンジン用コードを自動生成できます。

  1. 生成AIボットのサイトにアクセスします。（権限がない場合は以下にURLが表示されません）

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    TALON JavaScriptエンジン 生成AIボットβ版

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  2. コードを記述する対象箇所を選択します。
  3. 実装したい仕様を、AIに対して具体的かつ的確に入力します。

コード記述箇所：　機能設定＞DB検索JavaScript（処理後）

コード生成文：

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明細ブロック1

物理項目名：CUST_CODE（取引先コード）

物理項目名：QUANTITY（受注数の合計）

物理項目名：TORIHIKI_KENSU（取引件数）

明細ブロック2（対応テーブル名：ai_sample_jyucyu） に

物理項目名：JYUCYU_NO（受注番号）

物理項目名：CUST_CODE（得意先コード）

物理項目名：NOKI_DATE（納期日）

物理項目名：QUANTITY（受注数） があります。

・明細ブロック2のデータを取得

・CUST_CODEごとに以下の2項目を集計

　・QUANTITY：同じCUST_CODEが複数行存在する場合は、受注数（QUANTITY）を加算する

　・TORIHIKI_KENSU：CUST_CODE単位で明細行が何件あるか（件数）をカウントする

・集計結果を明細ブロック1にセット

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生成AIボットに指示をする画面のイメージ

 

AIが返答してきた画面のイメージ

AIが生成したプログラムコードにはコピー用ボタンが付いています。このボタンをクリックすると、コードがクリップボードにコピーされます。コピーしたコードは、機能設定＞DB検索JavaScript（処理後）に貼り付けて使用します。

 

生成されたコード：

// 明細ブロック2のデータを取得
var orderDetails = TALON.getBlockData_List(2); // ブロック番号2のデータを取得

// CUST_CODEごとの集計結果を格納するためのオブジェクト
var aggregatedData = {};

// 受注データをループして集計
for (var i = 0; i < orderDetails.length; i++) {
    var row = orderDetails[i];
    var custCode = row['CUST_CODE'];
    var quantity = row['QUANTITY'];

    // CUST_CODEがまだ集計オブジェクトに存在しない場合、初期化
    if (!aggregatedData[custCode]) {
        aggregatedData[custCode] = {
            'QUANTITY': 0,
            'TORIHIKI_KENSU': 0
        };
    }

    // 受注数を加算
    aggregatedData[custCode]['QUANTITY'] += quantity;
    // 件数をカウント
    aggregatedData[custCode]['TORIHIKI_KENSU'] += 1;
}

// 明細ブロック1に集計結果をセット
var displayList = [];
for (var code in aggregatedData) {
    var data = {
        'CUST_CODE': code,
        'QUANTITY': aggregatedData[code]['QUANTITY'],
        'TORIHIKI_KENSU': aggregatedData[code]['TORIHIKI_KENSU']
    };
    displayList.push(data);
}

// 明細ブロック1に集計結果を設定
TALON.setSearchedDisplayList(1, displayList);

// ログ出力
TALON.getLogger().writeInfo("明細ブロック1に集計結果をセットしました。");

 

おわりに

生成されたコードについては、コード下部に簡単な解説が表示されます。さらに詳しい解説が必要な場合は、「コードの詳しい解説をして」などとAIに入力することで、より詳細な説明を受けることができます。

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併せて、以下の資料もご活用ください。

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生成AIボット（β版）に関するお問い合わせは、以下の連絡先までご連絡ください。

TALON事業部 TALON AI R&Dチーム
E-MAIL：ai-rd@talon.jp