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生成AIによるJavaScriptエンジンの実装サンプルです。
明細ブロック1のデータ(材料)を削除しようとした際に、明細ブロック2の商品でその材料が使用されている場合は、エラーメッセージを表示し、削除できないように制御する仕組みを実装しています。
この処理は、TALON標準機能の削除ボタンの条件式設定とSELECT式を工夫する事でも実現可能ですが、設定がやや複雑になるため、今回はJavaScriptエンジンを用いて実装します。
このサンプルでは、以下の2つのブロックを使用しています。
- 明細ブロック1:
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- 材料の一覧
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- 明細ブロック2:
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- 商品材料マスタの一覧
- ブロック1で「紐づいている商品」ボタンを押下すると、その材料が使用されている商品一覧を表示します。
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具体的には、ブロック1で材料を削除する際、対象の材料が商品材料マスタに存在する場合は、エラーメッセージを出力し削除処理を中断します。
この一連の処理は、AIがJavaScriptエンジン用のコードとして自動生成しています。
完成画面のイメージ
生成AIによるコード生成の流れ
- 生成AIボットのサイトにアクセスします。(権限がない場合は以下にURLが表示されません)
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TALON JavaScriptエンジン 生成AIボットβ版
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- コードを記述する対象箇所を選択します。
- 実装したい仕様を、AIに対して具体的かつ的確に入力します。
このサンプルでは、AIに以下の内容を指示することで、要件に沿ったJavaScriptエンジン用コードを自動生成できます。
コード記述箇所:ブロック設定>詳細設定>JavaScript(処理前)
コード生成文:
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明細ブロック1(対応テーブル名:ai_sample_mst_zai)は、以下の物理項目から構成されます。
ZAI_CODE (VARCHAR)
ZAI_NM (VARCHAR)
このブロックの明細行に対して削除が実行される場合、次の以下を行う:
- ユーザーが削除を実行した行のZAI_CODEがai_sample_mst_item_zaiテーブルのZAI_CODEにあるか確認する(処理対象行のみ)。
- ZAI_CODEがai_sample_mst_item_zaiテーブルに存在する場合はそのZAI_CODEは削除NGとし、対象のZAI_CODEは削除できないエラーを表示。
- 削除処理は中断する。
- 明細の全行ではなく、「削除対象行の ITEM_CODEのみ」 をチェック対象とする。
- エラーメッセージは、「削除対象のの材料コード(※実際にエラーとなる材料コードを表示)は商品・材料マスタで使用されているため削除できません。」を表示して。
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生成AIボットに指示をする画面のイメージ
AIが返答してきた画面のイメージ
AIが生成したプログラムコードにはコピー用ボタンが付いています。このボタンをクリックすると、コードがクリップボードにコピーされます。コピーしたコードは、ブロック設定>詳細設定>JavaScript(処理前)に張り付けて使用します。
生成されたコード:
おわりに
生成されたコードについては、コード下部に簡単な解説が表示されます。さらに詳しい解説が必要な場合は、「コードの詳しい解説をして」などとAIに入力することで、より詳細な説明を受けることができます。
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併せて、以下の資料もご活用ください。
- JavaScriptエンジン コードサンプル
URL: https://dev.talon.jp/manual/html/010_JavaScriptEnginSample_ja/index.html - JavaScriptエンジン チュートリアル
URL: https://dev.talon.jp/manual/html/011_JavaScriptEnginTutorial_ja/index.html - 機能構築マニュアル - JavaScriptエンジン説明ページ
URL: https://dev.talon.jp/manual/html/007_SettingManual_ja/sectionid__1275.html
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生成AIボット(β版)に関するお問い合わせは、以下の連絡先までご連絡ください。
TALON事業部 TALON AI R&Dチーム
E-MAIL:ai-rd@talon.jp