本記事では、CData MCP(Connect AI)サーバのトライアル準備から、TALONと連携するためのコネクタ作成までの基本的な流れを解説します。
TALONで業務データをAI活用するための第一歩として、データ接続基盤となる MCP サーバを構築し、API連携用のコネクタを設定していきます。
※こちらで紹介するCData MCPサーバはCData Connect AIの仕組みとして提供している物を利用します。その為、TALONの設置環境はクラウド上にあるCData Connect AIからアクセスできる必要があります。
1. CData MCP(Connect AI)サーバのトライアル申し込み
● トライアル申し込みページへアクセス
CData Connect AI の以下公式サイトにアクセスし、トライアル版の申し込みを行います。
https://jp.cdata.com/ai/
サイト下部に以下の「無償トライアルでスタート」をクリックし、トライアル環境を作成してください。
申し込み後、案内メールに従って環境へログインします。
● 管理コンソール(Connect AI)へログイン
届いた URL とアカウント情報を使用して Connect AI にログインします。
▼ログイン画面キャプチャ挿入
ログインすると、Connect AI のダッシュボードが表示され、データソース管理やAIモデル設定などを行えるようになります。
2. TALONコネクタを作成する準備
TALON と連携するために、Connect AI で TALON コネクタを作成します。コネクタはTALONに対してREST APIで接続をするので、まずはトークンの作成を実施します。
詳細はTALONのREST APIマニュアルをご覧ください。
ここではPostmanでトークンの取得・確認を行います。詳細は上記のマニュアルを参照ください。トークンの有効期限設定は上記マニュアルのこちらに記載がありますので設定してください。注意:トークンはCData MCPサーバに手動で設定する為、期限が切れた場合は再度トークン値を設定する必要がありますのである程度の期間があった方が運用しやすくなります。
・トークンの作成
POST、BODYにusername、passwordを入力してSendボタンをクリックします。
URLはTALONのURL+/rest/login をセット。 例:https://xxx.co.jp/Talon/rest/login
上記例のように成功するとtoken値が表示されますので、その値をコピーしておきます。
3. Connect AI 上で TALON コネクタを作成する
TALON と連携するために、CData Connect AI で TALON コネクタを作成します。Connect AIのダッシュボードを開き、左ペインにあるSourceをクリックし、右上にある「+Add Connection」をクリックします。
検索ウインドウにAPIを入力すると「API」アイコンが出てきますので、そちらをクリックします。
Global Settings タブ情報が表示されますので、Connect Nameに任意の名前を付けます。この設定がTALONコネクタの名称となります。コネクタの中に様々な機能IDに対する接続設定を追加する構成となりますのでTALONコネクタなど分かりやすい名前を付けておきます。
Headersに以下の情報をセットします。
Name:Authorization
Value:Bearer [先ほど取得したトークン値]
その他は変更不要です。右上にある「Save Changes」をクリックして保存します。
続いてTablesタブの設定を行います。Tableタブには接続するTALONの機能を指定していきます。1つのテーブルが1つのTALON機能というイメージとなります。
「+Add」ボタンをクリックします。
接続したい機能IDをロードする機能をまずは作ります。ここではTALON標準のサンプルとしてご提供している「サンプル受注一覧照会」機能を設定してみます。
早速データ取得処理を作成します。「+Add」をクリックして新しいテーブルを作成します。
Name:SAMPLE_JYUCYU_LIST ※任意なので何でも良いですが、機能IDとしています。
Restest URL:GET TALONのURL+/rest/search?autoload=true をセット。
例:https://xxx.co.jp/Talon/rest/search?autoload=true
右下の「Configure」をクリック。以下のように対象機能IDのデータサンプルが表示されれば上手く設定できています。「Next」ボタンをクリック
②Add Repeat Elements が開くので[ ]value にチェックをつけて「Next」ボタンをクリック
③Add Columnsが開くので、Columnsに機能IDに設定している項目の一覧が出ますので、AI分析で使いたい項目にチェックをつけて「Next」ボタンをクリック
④Preview Table で登録した項目のサンプルデータが表示されるので問題なければ「Next」ボタンをクリック
元の画面に戻ると以下のようにColumn Nameが設定されています。名前などを変更したい場合は変更します。Primary Keyが存在する場合はチェックを付けます。最後に右上の「Save」ボタンをクリックして保存します。
以下のようにTablesに1つ追加されていれば正常終了となります。
この API データソースが、TALON の REST API を中継するためのコネクタになります。
4. ClaudeとTALONコネクタを接続する
ここまででTALONコネクタを作成する事が出来たので、生成AIサービスのClaudeと接続をします。
※CData MCPサーバ自体は他の生成AIサービス(ChatGPT、copilotなど)を利用する事が出来るのですが、2025年12月末時点ではClaudeが他よりも一歩抜きんでているというCData社の見解となるのでClaudeを利用しています。
CData Connect AIのダッシュボードを開き、左ペインにある「Integrations」をクリックし、右ペインにある「Claude AI」の右側に表示されている「Connect」をクリックします。Remote MCP Server URLが表示されるのでコピーします。
つづいてClaude側の設定を行います。
※コネクタを使う為には基本的にはプロ契約が必要となります。ただし、Claude Desktopアプリ版であれば設定ファイルを用意するなどして利用する事も可能ですが、ここではプロ契約を前提とした設定を行います。無償版で実施する場合はコネクタの設定についてはご自身で設定を行ってください。利用するデータ量が多くなる為、無償版では1日の利用上限にすぐに達してしまう可能性が高い点はご留意ください。
Claudeを開き、設定→コネクタ を開きます。
下部にある「カスタムコネクタを追加」をクリック。
以下のモーダルが表示されるので名前を任意につけて、URLに先ほどコピーしたMCPサーバのURLを貼り付けて「追加」ボタンをクリックします。これで接続設定は完了です。
コネクタに追加されれば完了です。CData Connect AIを接続しているブラウザ上で当コネクタを追加すると自動的に接続設定がされますので、特に認証などは不要です。
接続の検証を行ってみます。
Claudeのチャットを開き、「TALON_Connectを使ってSAMPLE_JYUCYU_LISTのデータを取得してください」と送信してみます。(コネクタ名はご自分でつけた名称に置き換えてください)
以下のような結果になればここまでの設定はすべて上手くいっています。これで準備は完了しました。TALONの業務システム機能で管理している情報を使ってAI分析が出来るようになりました!
5.ここまでのまとめ
ここまでで以下の準備が完了しました:
CData MCP(Connect AI)のトライアル環境を準備
Connect AI 管理コンソールにログイン
TALON コネクタを作成
ClaudeとTALONコネクタを連携してAIがTALONの業務システム機能の情報を扱えるようになった
次からは実際に分析処理を行ってみます。次の記事をご覧ください。
Claude上でTALONで作成した業務システム機能情報を分析する