はじめに
「TALON AI Connect」は、ローコード開発プラットフォーム「TALON」で構築された業務システムと生成AIを連携するためのソリューションシリーズです。
第一弾製品である「MCP Server」は、生成AI(Claude Desktop、Gemini CLI など)から自然言語で業務データの検索・分析・更新が可能になります。
製品構成
TALON AI Connect は以下の製品・オプションで構成されています。
| カテゴリ | 名称 | 説明 |
|---|---|---|
| 製品 | MCP Server | 自社開発のMCPサーバー製品 |
| 連携オプション | CData Connect AI 連携 | CData社のクラウドサービスを利用した連携方法 |
MCP Server とは
MCP Server は、Anthropic社が策定したオープンプロトコル「MCP(Model Context Protocol)」に準拠したサーバーソフトウェアです。
特徴
- MCP標準準拠: Claude Desktop、Gemini CLI など、MCP対応の様々な生成AIサービスと連携可能
- マルチユーザー対応: 各ユーザーが自分のTALONアカウントでアクセス、権限管理も適用
- トークン消費削減: フィールド選択やサーバーサイド集計により最大99%のトークン削減
- セキュア: TALONの認証基盤と連携、HTTPSにも対応
動作イメージ
利用可能な機能(MCPツール)
| ツール名 | 説明 |
|---|---|
| talon_search | データ検索(ページング、フィールド選択対応) |
| talon_insert | データ登録 |
| talon_update | データ更新・削除 |
| talon_checkdata | 入力バリデーション |
| talon_aggregate | データ集計(トークン消費削減) |
| talon_get_functions | 機能一覧の取得 |
| talon_get_form_spec | 項目仕様の取得 |
| talon_load / talon_unload | 機能リポジトリの制御 |
| talon_ping | 死活監視 |
| talon_get_api_spec | API仕様書の取得 |
会話例
ユーザー: 「先月の売上傾向を教えて」
生成AI:
-
talon_get_functionsで売上関連の機能を検索 -
talon_get_form_specで項目仕様を確認 -
talon_aggregateで売上データを集計 - 結果を分析してユーザーに報告
CData Connect AI 連携とは
CData Connect AI は、CData Software社が提供するクラウドサービスで、様々なデータソースをAIエージェントから利用可能にします。
TALONはCData Connect AI経由でも生成AIと連携できます。
詳細情報、セットアップ方法などはこちらのページをご覧ください。
MCP Server との違い
| 観点 | MCP Server | CData Connect AI 連携 |
|---|---|---|
| 提供形態 | オンプレミス | クラウドサービス |
| 接続方式 | 直接接続 | CData経由 |
| 対応AI | MCP対応AI全般 | CData対応AI |
| カスタマイズ | 高い | 標準機能のみ |
| 初期コスト | 低い | クラウド利用料 |
| 運用 | 自社管理 | CData管理 |
選び方
- MCP Server: 自社環境で完結させたい、MCP対応AIを幅広く活用したい場合
- CData Connect AI: クラウドサービスとして手軽に始めたい、CDataの他コネクタも活用したい場合
トークン消費削減機能
生成AIの利用コスト(トークン消費)を削減するため、MCP Server は以下の機能を提供しています。
1. フィールド選択機能
必要な項目のみを取得し、不要なデータを送信しません。
// 全20項目から3項目のみ取得
talon_search({
form: "ORDER_LIST",
fields: ["ITEM_CODE", "ORDER_QTY", "AMOUNT"]
})
効果: 約85%のトークン削減(20項目→3項目の場合)
2. サーバーサイド集計機能
大量データの集計をMCPサーバー側で実行し、集計結果のみを生成AIに返します。
// 8,500件のデータを地域×月でグループ化
talon_aggregate({
form: "ORDER_LIST",
groupBy: ["AREA_CODE", "ORDER_YM"],
metrics: ["SUM:AMOUNT", "COUNT"]
})
// → 24行の集計結果のみを返却
効果: 約99%のトークン削減(8,500件→24行の場合)
セキュリティ
認証・認可
- TALONの認証基盤と連携
- 各ユーザーが自分のTALONアカウントでアクセス
- TALONで設定したアクセス権限がそのまま適用
通信の暗号化
- HTTPS対応(P12/PEM形式の証明書をサポート)
監査ログ
- 全ての操作がログに記録
- ユーザー、日時、操作内容を追跡可能
動作要件
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| Node.js | 22.0.0 以上 |
| TALON | Ver 6.2.3 以上推奨(データ絞り込み機能はVer6.2.15以上が必要) |
| ライセンス | ライセンスファイル必要 |
次のステップ
MCP Server のセットアップ方法については、以下のドキュメントを参照してください。