目次
- 前提条件・プロダクト入手方法・お問い合わせ先
- APIキーの取得
- AIプロバイダー・モデル選定
- リポジトリの取込
- セットアップの実行
- AI設定
- 動作確認
- 補足: ユーザーごとに別々のAI設定を使う
- 補足: 全文検索機能の有効化
- 参考: 最新情報の確認先
1. 前提条件・プロダクト入手方法・お問い合わせ先
TALONバージョン
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| TALON | Ver 6.2.4 以上 |
| データベース | Oracle / PostgreSQL / MySQL / SQL Server |
APIキー
以下のいずれか1つ以上のAIプロバイダーのAPIキーを準備してください(次章で取得方法を説明)。
- Claude(Anthropic)
- OpenAI
- Gemini(Google AI)
プロダクト入手先
以下のTALONダウンロードページのオプションモジュールから「TALON AIチャット -TALON AI Connect-」をダウンロードしてください。
※構築支援サイトのユーザ権限・パートナー権限のアカウントが必要です。
お問い合わせ先
当製品についてのお問い合わせはTALONサポートではなく、TALON AI研究チームまでご連絡ください。
- 株式会社HOIPOI AI研究チーム
- ai-rd「アット」talon.jp ※アットは@に変換してください
2. APIキーの取得
利用したいAIプロバイダーで以下の手順に従いAPIキーを発行します。
本手順は2026年4月時点のものです。 各AIプロバイダーのコンソール画面・操作手順は頻繁に変更されます。最新の手順は各プロバイダーの公式ドキュメントを参照するか、ChatGPT・Claude等のAIアシスタントに直接質問して確認してください(例:「Anthropic Console で API Key を作成する最新手順を教えて」)。
AIプロバイダーの仕様・課金・APIキー発行に関するお問い合わせはTALON AI開発サポートでは対応できません。各プロバイダー公式へお問い合わせください。
Claude(Anthropic)
- https://console.anthropic.com/ でアカウント作成
- Billing > クレジットカード登録 > クレジットチャージ(最低$5)
- API Keys > Create Key でキー発行
- キーの形式:
sk-ant-api03-...
OpenAI
- https://platform.openai.com/ でアカウント作成
- Billing > クレジットカード登録 > クレジットチャージ
- Project > API keys > Create new secret key でキー発行
- キーの形式:
sk-proj-...
Organization > API keys ではなく、Project > API keys で作成してください。
Gemini(Google AI)
- https://aistudio.google.com/apikey にGoogleアカウントでログイン
- 「APIキーを作成」をクリック
- キーの形式:
AIza...
Google Workspace契約者は有料枠が利用可能です。
3. AIプロバイダー・モデル選定
利用するAIプロバイダー・モデルを選定するための比較資料です。
本章のモデル一覧・料金・レート制限は2026年4月時点の情報です。 各社のモデルラインナップ・価格は月単位で変動します。最新情報は10章 参考: 最新情報の確認先の公式リンクを参照、または AIアシスタント(ChatGPT・Claude等)に「現在の主要LLMのモデルと料金を比較して」と質問して確認してください。
モデル選定・料金・性能比較に関するお問い合わせはTALON AI開発サポートでは対応できません。
主要モデル一覧
| プロバイダー | モデルID | 特徴 |
|---|---|---|
| Claude | claude-sonnet-4-6 |
Anthropic最新Sonnet。バランス型 |
| Claude | claude-haiku-4-5-20251001 |
高速・低コスト |
| Claude | claude-opus-4-6 |
最高性能 |
| OpenAI | gpt-5.4 |
最新フラッグシップ。業務用途向け最高性能 |
| OpenAI | gpt-5.4-mini |
コーディング・エージェント向け高性能mini |
| OpenAI | gpt-5.4-nano |
大量処理向け最低コスト |
| Gemini | gemini-3.1-pro-preview-customtools |
tool_use最適化版。最新最上位 |
| Gemini | gemini-2.5-pro |
安定版 |
| Gemini | gemini-2.5-flash |
高速・低コスト |
料金比較(100万トークンあたり、USD)
| モデル | 入力 | 出力 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Gemini 3.1 Pro | $2.00 | $12.00 | プロンプト20万トークン以下の場合 |
| OpenAI GPT-5.4 | $2.50 | $15.00 | コンテキスト270K未満の場合 |
| Claude Sonnet 4.6 | $3.00 | $15.00 | |
| OpenAI GPT-5.4 mini | $0.75 | $4.50 | |
| OpenAI GPT-5.4 nano | $0.20 | $1.25 | |
| Claude Haiku 4.5 | $0.80 | $4.00 |
レート制限比較
| プロバイダー | プラン例 | トークン/分 | リクエスト/分 |
|---|---|---|---|
| OpenAI | Tier 5 | 40,000,000 TPM | 15,000 RPM |
| Gemini | 有料 | 緩い(公式参照) | 緩い |
| Claude | Tier 1 | 30,000 TPM | 50 RPM |
| Claude | Tier 2 | 80,000 TPM | — |
| Claude | Tier 3 | 160,000 TPM | — |
| Claude | Tier 4 | 400,000 TPM | — |
ClaudeのTierはAPIの利用金額の累積で自動昇格します。手動でプランを変更することはできません。
| Tier | 条件 |
|---|---|
| Tier 1 | $5以上チャージ |
| Tier 2 | $40以上利用 + 7日経過 |
| Tier 3 | $200以上利用 + 7日経過 |
| Tier 4 | $400以上利用 + 14日経過 |
用途別おすすめ
| 用途 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 高精度な分析・ダッシュボード作成 | GPT-5.4 / Gemini 3.1 Pro | 最高性能 |
| 日常的なデータ検索・集計 | GPT-5.4 mini | コスパ良好、十分な性能 |
| 大量ユーザーが同時利用 | OpenAI系(Tier 5) | レート制限が圧倒的に緩い |
| コスト最小化 | GPT-5.4 nano | 1回約0.7円 |
| レート制限が厳しい環境 | Gemini / OpenAI | Claude Tier 1は制限が厳しい |
4. リポジトリの取込
取込ファイル
TALON_REPOSITORY/TLN_AI_CHAT/ 配下のCSVファイル一式が取込対象です。 このリポジトリには以下の機能が同梱されており、取込により全て登録されます。 リポジトリ移送機能については以下をご確認ください。 https://support.talon.jp/hc/ja/articles/49099110722713
機能ID
| 機能ID | 用途 |
|---|---|
| TLN_AI_CHAT | AIチャット画面(メイン機能) |
| TLN_AI_CHAT_SETUP | 初期セットアップ(次章で実行) |
| TLN_AI_CHAT_FUNCTION_LIST | 業務機能一覧取得(AI内部用) |
| TLN_AI_CHAT_FUNCTION_DETAIL | 項目仕様取得(AI内部用) |
汎用コード
| 識別コード | 内容 |
|---|---|
| AI_CHAT_FTS_FLG | AIチャット全文検索利用フラグ(チェックボックスラベル「全文検索を利用する」) |
取込手順
- CSVフォルダ
TLN_AI_CHATをTALONサーバのリポジトリ用所定ディレクトリに配置 - TALONにログインし、
TALONリポジトリ移送データ取込画面を開く - 検索条件を入力して検索
- リポジトリ識別名:
TLN_AI_CHAT
- リポジトリ識別名:
- 検索結果を全選択し、「リポジトリ取込」ボタンをクリック
- 「正常終了」が表示されれば成功
5. セットアップの実行
会話履歴テーブル TLN_AI_CHAT_LOG を自動作成するため、TLN_AI_CHAT_SETUP 機能を実行します。
会話履歴テーブルにはチャットでのやり取りが保存されます。TALONにて、当テーブルの情報を参照する機能を作ることでどのようなやり取りが行われたかを確認することが可能となりますが、権限設定を適切に行う必要があります。
実行手順
-
TLN_AI_CHAT_SETUPの画面を開く - 「処理実行」ボタンをクリック
- 完了メッセージを確認
| メッセージ | 意味 |
|---|---|
TLN_AI_CHAT_SETUP 正常終了 |
成功 |
テーブル TLN_AI_CHAT_LOG を作成しました |
テーブル新規作成 |
テーブル TLN_AI_CHAT_LOG は既に存在するためスキップしました |
既に作成済み(スキップ) |
TLN_AI_CHAT_SETUP エラーが発生しました |
エラー(Payaraログを確認) |
SETUPは何度実行しても安全です(既存テーブルのデータは保持されます)。
6. AI設定
利用するAIプロバイダー・モデル・APIキー・URLなどを設定します。全ユーザー共通の固定値で運用する方法を説明します。 ユーザーごとに別々のAI設定を使いたい場合は8章を参照してください。talonBaseUrlについては必ず自社環境と合っているかを確認してください。
設定方法
機能設定画面で機能ID:TLN_AI_CHAT のアプリケーションタブ→ DB検索JavaScript(検索前) を編集します。 _getUserSetting の第2引数に固定値を入れてください。
var _configJson = JSON.stringify({
provider: _getUserSetting('AI_PROVIDER', 'claude'),
apiKey: _getUserSetting('AI_API_KEY', 'sk-ant-api03-XXXXX'),
model: _getUserSetting('AI_MODEL', 'claude-sonnet-4-6'),
maxTokens: 8192,
talonBaseUrl: 'http://localhost:8080',
talonSessionId: _sessionId
});
talonBaseUrlの設定
talonBaseUrl はTALONサーバーのベースURLです。 このJSはTALONプロセス内(サーバーサイド)で実行され、自分自身のREST APIを呼び出すため、ホスト名は常に localhost で問題ありません。 TALONのHTTPポートが標準の 8080 以外で動作している場合は、ポート部分を変更してください。
talonBaseUrl: 'http://localhost:8080', // 標準(HTTP・8080)
HTTPSのみで運用している場合
PayaraでHTTP listener を無効にし、HTTPSのみで運用している場合(標準ポート 8181)は、スキーム・ポートを変更してください。 自己署名証明書を使っている環境ではJavaのSSL証明書検証で失敗することがあるため、その場合は cacerts への登録など別途対応が必要です。
talonBaseUrl: 'https://localhost:8181', // HTTPSのみの場合
HTTP/HTTPSの両方が有効な場合は、内部呼出はオーバーヘッドの少ない
http://localhost:8080のままで問題ありません。
7. 動作確認
画面アクセス
メニューにTLN_AI_CHAT機能を登録してご利用ください。
確認項目
| No | 確認内容 | 手順 |
|---|---|---|
| 1 | 画面表示 | URLにアクセスしチャット画面が表示されること |
| 2 | AIへの指示開始 | ボタンクリック後、初回AI応答(自己紹介)が返ること |
| 3 | モデル名確認 | 「あなたのモデルは何ですか?」と入力し、設定したモデル名が返ること |
| 4 | データ検索 | 「受注データを見せて」等を入力し、AIがTALONデータを取得して回答すること |
| 5 | トークン表示 | 回答末尾にトークン使用量が表示されること |
| 6 | MD保存 / HTML保存 | 各保存ボタンでファイルがダウンロードされること |
| 7 | 事前指示 |
事前指示欄に入力した内容がAIの応答に反映されること ※事前指示はTALONの検索条件保存の仕組みを使っているので、 |
正常に応答が返らない場合は、Payaraサーバーログ([AI_CHAT] プレフィックス)を確認してください。
[AI_CHAT] === START === user=demo chatId=demo_17749... provider=claude model=claude-sonnet-4-6
[AI_CHAT] HTTP ERROR: status=401 body={"error":...} ← APIキー誤り等
8. 補足: ユーザーごとに別々のAI設定を使う
ユーザーAはClaude、ユーザーBはOpenAIといった具合に、ユーザー単位でAI設定を切り替えたい場合の手順です。
8.1 TLN_M_USER にカラム追加
DB別に以下のSQLを1回だけ実行してください。
Oracle
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_PROVIDER VARCHAR2(50);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_MODEL VARCHAR2(200);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_API_KEY VARCHAR2(500);
SQL Server
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_PROVIDER NVARCHAR(50);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_MODEL NVARCHAR(200);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD AI_API_KEY NVARCHAR(500);
PostgreSQL
ALTER TABLE tln_m_user ADD COLUMN ai_provider VARCHAR(50);
ALTER TABLE tln_m_user ADD COLUMN ai_model VARCHAR(200);
ALTER TABLE tln_m_user ADD COLUMN ai_api_key VARCHAR(500);
MySQL
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD COLUMN AI_PROVIDER VARCHAR(50);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD COLUMN AI_MODEL VARCHAR(200);
ALTER TABLE TLN_M_USER ADD COLUMN AI_API_KEY VARCHAR(500);
8.2 各ユーザーへの値設定
-- 例: ユーザー demo にGemini 3.1 Proを設定
UPDATE TLN_M_USER
SET AI_PROVIDER = 'gemini',
AI_MODEL = 'gemini-3.1-pro-preview-customtools',
AI_API_KEY = 'AIza...'
WHERE USER_ID = 'demo';
COMMIT;
8.3 設定の優先順位
ユーザーマスタの値が設定されている場合、6章のJS固定値より優先して使用されます。 未設定(NULL)のユーザーはJS固定値が使用されます。
設定変更後、対象ユーザーは再ログインが必要です(ユーザー情報はログイン時にキャッシュされるため)。
9. 補足: 全文検索機能の有効化
業務データを横断的にキーワード検索できる「全文検索」機能を有効化する手順です。 利用するにはTALON全文検索&AI Insight機能が必要です。 https://support.talon.jp/hc/ja/articles/55231655825945
利用方法
セットアップ後、TLN_AI_CHATの画面上部「全文検索を利用する」チェックボックスをONにすると、AIが全文検索ツールを使えるようになります。
10. 参考: 最新情報の確認先
料金・レート制限
| 項目 | URL |
|---|---|
| Claude 料金 | https://www.anthropic.com/pricing |
| Claude レート制限 | https://console.anthropic.com/settings/limits |
| OpenAI 料金 | https://openai.com/api/pricing |
| OpenAI レート制限 | https://platform.openai.com/settings/organization/limits |
| OpenAI モデル一覧 | https://platform.openai.com/docs/models |
| Gemini 料金 | https://ai.google.dev/pricing |
| Gemini モデル一覧 | https://aistudio.google.com/(左上のモデル選択) |
上記URLは2026年4月時点のものです。リンク切れ・最新情報の確認は各プロバイダーのトップページから辿るか、AIアシスタントに質問してください。
APIでモデル一覧を取得する方法
# OpenAI
curl https://api.openai.com/v1/models -H "Authorization: Bearer YOUR_API_KEY"
# Gemini
curl "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models?key=YOUR_API_KEY"
AIプロバイダーのモデル仕様・料金体系・APIキー発行・サポートに関するお問い合わせはTALON AI開発サポートでは対応できません。各プロバイダー公式サポートへお問い合わせください。